MORNING SPLASH
野菜の話【 水ナス 】
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの 横山美紀 さんに
「 水ナス 」についてお話を伺いました!
【水ナス 】
水ナスはナスの一種ですが、ヘタも皮も紫で、丸みを帯びてコロンとした形をしています。
一番の特徴は、絞ると水がしたたり落ちるほどみずみずしい事です。
大阪の泉州地域が産地で、泉州水ナスというブランド名で呼ばれています。
泉州地域は大阪府の南側で、岸和田市や泉佐野市が中心です。
この辺りは水はけが良く、温暖な地域のため、
水分が蒸発しないようナスが水分を沢山ため込むようになったようです。
この地域で水ナスの栽培が本格化したのは江戸時代の初期ごろですが、
地産地消の野菜として、農作業の合間の水分補給として食べられていました。
浅漬けが美味しいという事で有名になったのは平成に入ってからです。
ナスは加熱する事が多いイメージですが、水ナスは皮が薄くて柔らかく、
甘みがあってアクが少ないので、生食で(浅漬けやサラダ)美味しく頂けるナスです。
流通の時期は、ハウス栽培が5月~7月、ハウス栽培が終わる事に露地栽培が始まり、
秋ごろまで出荷されます。
露地栽培とは、ビニールハウスなどを使わずに、外で育てる栽培方法です。
その分お値打ちになりますが、皮が厚くなり、肉質が固くなる傾向があります。
【 選び方は?? 】
水分量が美味しさを左右するので、皮に艶があり、ずっしりと重く、
実がパンパンに詰まっているものを選びます。
【 美味しく保存する方法は?? 】
ナスは暖かい時期の野菜なので、冷蔵庫でも冷えすぎない野菜室がお勧めです。
ビニール袋かラップに包んで水分が蒸発しないように保護してください。
【 美味しい食べ方は?? 】
ハウス栽培の水ナスは、生で召し上がるのがお勧めです。
浅漬け、塩もみしてお醤油・かつお節を添えていただく、
塩・お醤油・塩昆布とごま油で和え物、串切りにして(加熱せずに)生ハムを巻いていただくのも、
泉州では人気の食べ方のようです。
この時期の水ナスは、露地栽培が増えてきたので、皮が固いかもしれません。
その場合は加熱すると美味しく頂けますが、
加熱するなら普通のナスでもいいのでは?と思われるかもしれませんが、
水ナスは柔らかいので、加熱時間が短く、とろけるように柔らかくなり、
とろとろ感を楽しむことができます。
炒めたり、軽く電子レンジで加熱してポン酢で和えても美味しいですし、
ぬか漬けや浅漬けにする場合はカットしたり、皮を少し剥くとよいですね。