てくてく恵那
てくてく岐阜歩き 恵那編~佐藤一斎 學びのひろばについて~
てくてく岐阜歩き 恵那編!
恵那のいいとこ、いいもの、いいひと!いいえな発見!
魅力たっぷりな恵那市を紹介していきます!

佐藤一斎學びのひろば — 江戸の智慧(ちえ)を現代に生かす学びの場。
岐阜県恵那市岩村町に、2025年10月にオープンした 「佐藤一斎 學びのひろば」。
佐藤一斎は朱子学を基盤に生涯学習と人間形成を説き、
その思想は『言志四録』にまとめられ、西郷隆盛、吉田松陰、坂本龍馬など
多くの明治維新の志士たちに影響を与えた人物です。
林家塾頭、昌平坂学問所の儒官も務め、岩村藩の家老として藩政にも尽力し、
その教えは現代にも通じる名言として親しまれています。
ここがすごい!「學びのひろば」の魅力ポイント
① 佐藤一斎を感じるシアター
来館者を最初に迎えるのは、佐藤一斎の生涯や思想が立体的に体感できるシアター。
佐藤一斎の視点で物語が進み、どんな人物で、どういった生涯を歩んだのかがわかります。
② 『言志四録』の原本の展示 & 小径
当時のベストセラー『言志四録』の原本の展示や記載されている
1300を超える言葉の中から現代にも役立つ4つのカテゴリに分類された言葉が、
原本と今の言葉に訳された言葉で展示されています。
この空間では誰もが自由に立ち止まり、読み、考えられる構成になっています。
③ 対話式コトバ診断”ISSAI”
「いまの自分に必要な言葉は何?」
AI形式で一斎の言葉を対話風に体験できるコンテンツで、
自分自身と向き合うきっかけになります。

④ 親と子で楽しむライブラリー


⑤ 佐藤一斎碑文ギャラリー & 先人展示
岩村町に点在する佐藤一斎の言葉の碑文を紹介するギャラリーや、
恵那地域の偉人30人の展示など、歴史と人々のつながりも感じられます。
「生涯学習」としての学び。
展示だけでなく、『言志四録』の珠玉の言葉から、
「人生」「学び」「心の持ち方」といった普遍的テーマを読み解くことができます。
青年期・壮年期・老年期それぞれに心に寄り添う言葉が選び出され、
年齢を問わず楽しみながら学べる工夫がされています。
岩村町は、美しい城下町と歴史的な街並みが魅力の観光地でもあり、
岩村城跡、城下町散策、一斎ゆかりの碑文巡りなど、
学びと体験をセットで楽しめます。
「佐藤一斎學びのひろば」は、ただの歴史展示ではありません。
“自分自身の考え方を深め、日々の暮らしに響く学びを見つける場”として、
強く訴えかけてくれる場所です。
家族で訪れても、ひとりでじっくり味わっても楽しめるこのスポット。
次の旅の目的地に、ぜひ佐藤一斎の世界を選んでみませんか?
2026年1月2日、3日も開館予定とのことで、
お正月休みにもぜひ、訪れてみてくださいね!
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住所:岐阜県恵那市岩村町545-1
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
入館料:一般500円(団体の場合は400円)、18歳以下無料