隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー！

今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに

「柚子 」についてお話を伺いました！

【　柚子 　】　

柚子は冬のイメージですね。

冬至に柚子湯に入るので冬の印象が強いですが、青い柚子(柚子胡椒の原料)の収穫は８月下旬から始まり、

黄色く熟した柚子は１０月下旬から１２月が収穫期になりますので、

収穫期と言えるのは秋かもしれません。

俳句でも柚子は秋の季語だそうです。

柚子は中国原産と考えられており、平安時代の初期頃日本へ伝わったと言われていますが、

今では、世界中で一番柚子を栽培しているのは日本で、他の国では僅かなようです。

ミカンの仲間で、主な産地は高知県や徳島県です。四国の高知・徳島・愛媛の生産量が全国の8割を占める産地ですが、

ミカンの中では耐寒性が一番強いので、岩手県や宮城県でも栽培が可能だそうです。

比較的病気に強く、農薬を使わずに育てることもできるので、皮も安心して使うことができますね。

【選び方は？？】

柑橘は水分が多いので、手で持ってみてずっしり重みがある事。香りが強いこと。

皮がブヨブヨしていると古かったり、保存状態が良くないので、皮にハリがある物。

【美味しく保存する方法は？？】

寒い時期は、常温で保存することもできますが、乾燥すると柚子の香りや美味しさが半減するので、

ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れると日持ちしますし、冷凍にすることもできます。

その際は、丸ごとでも使いやすい大きさにカットした状態でも冷凍にできます。

絞った果汁を冷凍にすることもできます。

【美味しい食べ方は？？】

柚子は香りが特徴的なので、香りや酸味をアクセントとして使うことが多いですね。

水炊きの際に、柚子などの柑橘をしぼって、お醤油とコショウで即席のポン酢を作って頂く、

ぶりの照り焼きに皮を削って散らすのが好きです。

生チョコを作る時に柚子の果汁と皮を削って入れると一味違った生チョコで美味しいですよ。

柚子の果汁・はちみつをお湯で割ったホットドリンクもお勧めです。

今年の冬至は１２月２２日(月)　お風呂に入れる際には、丸ごとプカプカ浮かべても良いですし、

皮だけ、半分にカット、皮にフォークで穴を開けて香りを楽しむのも良いですね。

カットしたりする場合、は袋に入れる方がお勧めです。