MORNING SPLASH
野菜の話【 舞茸 】
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに
「舞茸」についてお話を伺いました!
【 舞茸 】
きのこの旬は秋ですが、舞茸は栽培されているので一年中流通しています。
名前の由来は諸説ありますが、
カサの部分がひらひらして沢山の人が集まって踊っているように見えるから、
山で見つけた時に踊りだしたくなるほどうれしくなるから、あまりにも美味しくてつい踊りだしたくなるから。
踊りに縁があるキノコのようです。
天然の舞茸は株が大きくなることも珍しく無いようで、
大きいものだと直径50㎝ 重さ20㎏になることもあるそうです。
しかも天然の舞茸は「幻のきのこ」と呼ばれるほどの希少性があり、
マツタケと同じくらいに珍重されたそうなので、
直径50㎝のそんな珍しいきのこを見つけたら踊りたくなるかもしれません。
不溶性食物繊維やビタミンDが豊富なので、腸活や骨を丈夫にするためにも積極的に取り入れたい食材の一つですし、
ある研究では、舞茸が免疫細胞を刺激することや、血糖を下げることが分かってきています。
さらに、MXフラクション(食物繊維の一種βグルカン)という舞茸オリジナルの成分が血糖値を下げたり、
亜玉コレステロールだけを減らす働きがある事が分かってきました。
【選び方は??】
カサが肉厚で密集している物が良いと思います。
軸が固く引き締まっていることも重要です。
【美味しく保存する方法は??】
冷蔵庫の野菜室で保存していただくと良いですが、
舞茸はパックや袋に入っている場合が多いと思いますが、そのまま冷蔵庫に入れてしまうと
水分がこもり劣化しやすくなります。
ひと手間かかりますが、キッチンペーパーで包んでから、ビニール袋や保存容器に入れておくと良いと思います。
もう少し長く保存する場合は、軸を切り落とし、食べやすい大きさに割いて、
ジッパー付きの袋で冷凍にすることもできます。
【美味しい食べ方は??】
まず、舞茸は加熱してから召し上がっていただきたい食材です。
フライパンで焼いてからマリネにするのが美味しいです。
炒め物、お味噌汁、鍋物、牛肉炒めなど幅広く使うことができますが、
舞茸にはたんぱく質分解酵素が含まれているので、
茶わん蒸しに生のまま入れると固まりにくくなります。
事前に加熱してから入れると良いと思います。
横山さん、次回もよろしくお願いします。