MORNING SPLASH
【防災レポート ~いつかのために備えよう~】 消防団員について
災害から大切な命を守る為、日頃からの備えがとても重要です。
今週1週間、先月、各務原市にある、
岐阜県広域防災センターで開催された「防災教育フェア」と、
同時開催されていた「岐阜県消防操法大会」の模様をお伝えしながら、
防災について学んでいます。
リポーターは、眞嶋愛梨さんが担当します。
最終日の今日は、消防団について
岐阜県消防課 山本さんにお話しをお聞きしてきました!
岐阜県で活躍している消防団員について
県内では令和7年4月1日現在、19,630人(約2万人)の方々が消防団員として日々活躍されています。
消防団員の皆さんは、普段は会社員や自営業、農業など、それぞれに本業の仕事をされていて、
火災や災害が発生したときには、消防署の消防士と協力して消火活動を行ったり、
救助活動や捜索活動、土砂の撤去など活動をされています。
また、平常時にも、火災や災害が発生したときに備えて、
放水や資材や機材の取扱い、救急救命など各種の訓練をされています。
そのほか、火災予防や避難所運営に関する住民への啓発活動、消防団の活動PRなども行っており、幅広く活動されています。
消防団員は、消防署と協力して、住民の皆さんの生命・身体・財産を守るという重要な役割を担っています。
ただ、消防団員数は、現状、年々減少しています。
岐阜県の消防団員数は、10年前と比較すると、1,100人程度(約5%程度)減少しています
(H27:20,769人→R7:19,630人)
全国的にも同様の傾向で、全国では、10年前と比較すると約15%程度の減少となっています
(H27:859,995人→R7:732,223人)。
消防団員確保の重要性、消防団員確保のための取り組み
火災や災害に対応するためには、地域の防災力を高めておくことが必要ですが、
消防団員の減少は、地域防災力の低下につながります。
災害が大きいほど、多くの働き手が必要とされますが、
ここでも普段から訓練を受けている消防団員の存在は重要ですし、
地域の道路や川などの状況をよく知っている消防団員は、
住民の避難誘導や救助など様々な場面で大きな力を発揮します。
消防団員確保は、地域防災力の維持・向上のために大変重要です。
県では、消防団員確保のために、様々な取組をしています。
団活動の支援や充実化を目的とする消防団や市町村への補助金制度、
令和6年度からは、県、市町村・消防団が一体となって団員確保の取組を行う事業も実施しています。
その他、今年12月には、県内の消防団の情報を集約したポータルサイトを新たに開設する予定です。
このポータルサイトを見れば、県内の消防団に関するあらゆる情報をタイムリーに入手することができるようになります。
ぜひ、ご覧いただきたいと思います。
これ以外にも、団員を雇用する事業者向けの支援や消防団員を地域全体で応援するための事業も行っています。
消防団員が減少する要因は、1つではありませんので、県では様々な角度から取組を行っています。
消防団員になるために
消防団の入団事務は、市町村によって異なりますが、
市役所・町村役場の担当課や消防署で行っていますので、まずは、そちらに連絡していただきたいと思います。
連絡先は、消防庁のホームページで確認できますし、
今年12月に開設する県内の消防団のポータルサイトでも確認できるようになります。
あとは、案内にしたがって入団手続が完了すれば、入団となります。
消防団の入団資格は、市町村ごとに条例で定められていますが、
一般的には18歳以上で、その市町村に居住又は勤務・通学している人なら男性でも女性でも入団できます。
県内でも、女性や学生さん、外国人の方も消防団員として活躍していらっしゃいます。
消防団活動を通して、地域貢献もできますし、地域での交流の輪も広がると思います。
ぜひ、お気軽にお問合せください。
消防操法大会と同日、「防災教育フェア」が開催されていた、
各務原市にある、「岐阜県広域防災センター」は、入館、各種体験ともに無料で、
毎週火曜日から土曜日と毎月第3日曜日、午前9時から午後4時30分まで開館しています。
10名以上の団体での利用においては、必ず事前に予約が必要で、個人の場合も予約をおすすめしています。
詳しくは、【 岐阜県広域防災センター 】で検索してください。
防災レポート 〜いつかの為に備えよう〜
今週1週間、お届けしてきました。
日頃から防災意識を持ち、災害が起きた時に備えていくことが大切だと改めて感じます。
その為に防災教育フェアが行われた岐阜県広域防災センターのような体験施設にでかけて学んだり
防災イベントに参加してみるというのもいいですね。
そして、ぜひ興味のある方は地元の消防団に参加してみてください。