MORNING SPLASH
【防災レポート ~いつかのために備えよう~】 岐阜県の災害対策・防災資機材の設備について
災害から大切な命を守る為、日頃からの備えがとても重要です。
今週1週間、先月、各務原市にある、
岐阜県広域防災センターで開催された「防災教育フェア」と、
同時開催されていた「岐阜県消防操法大会」の模様をお伝えしながら、
防災について学んでいます。
リポーターは、眞嶋愛梨さんが担当します。
3日目の今日は、岐阜県の災害対策・防災資機材の整備について、
岐阜県防災課 鈴木さんにお話しをお聞きしました!
岐阜県が備蓄している可搬型お風呂について
広域防災センターには、備蓄資機材のための【防災備蓄館】が併設されていて、
災害時に備えて、食料や水だけではなく、いろいろな資材や機材を整備しています。
その中にお風呂があり、このお風呂は、
お湯を循環させて、消毒することで繰り返し使うことができます。
実際に災害時に、お風呂として使用する場合は、大型のテントの中に浴槽を設置し、
シャワーや蛇口も取り付けます。水、発電機などの電気、灯油があれば、使用することが可能です。

可搬型お風呂を足湯として体験!
一般的な子ども用プールより少し大きいくらいのお風呂で、
ゆったりと浸かれる大きさでした!
災害時、お風呂って後回しにされがちですが、
実際あたたかいお風呂に入れたら、
心もほっとしますよね。

岐阜県のそのほかの防災資機材について
県では、今回展示したお風呂のほかに、ライフラインがダメになった時に備え、発電機、投光器、
浄水器、トイレといった資機材を備えています。
近年では、水をきれいにして循環させて使用できるシャワールームや、携帯電話が使用できない場合に
活躍するアンテナ、車両の荷台部分がトイレになっているトイレトラックといったものも整備しています。

それぞれの家庭で備蓄するものについて
備蓄をする上で水、食料といったものはすぐに頭に浮かぶと思います。
これに加えて被災地で本当に困るのはトイレなため、
携帯トイレや簡易トイレもご準備いただくと良いと思います。
トイレに行けないとご飯や飲み物を控えて体調不良になることもあるので、とても重要です。
人それぞれ必要なものは違うと思います。
例えばご自身で普段飲んでいる薬などが災害時はすぐに手に入らないことも考えられます。
視力が弱い人なら眼鏡とか。
そういった、自分がいざという時に困らないように何を準備するか、今一度考えてみてください。
各務原市にある、「岐阜県広域防災センター」は、入館、各種体験ともに無料で、
毎週火曜日から土曜日と毎月第3日曜日、午前9時から午後4時30分まで開館しています。
10名以上の団体での利用においては、必ず事前に予約が必要で、個人の場合も予約をおすすめしています。
詳しくは、【 岐阜県広域防災センター 】で検索してください。