MORNING SPLASH
野菜の話【 えのき 】
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに
「えのき」についてお話を伺いました!
【 えのき 】
えのきは白くて、ヒョロヒョロで頼りなさそうな印象かもしれませんが、
健康効果やリラックス効果がある事が分かってきました。
GABA(アミノ酸)が豊富なので、高めの血圧を下げる効果が期待されていますし、
ビタミンB1が豊富なので、疲労回復に役に立ってくれる、
エノキに豊富なキノコキトサン(食物繊維)が食事で摂取した脂肪分を吸着して、体外へ排出したり、
内臓脂肪を減らす働きがあると考えられています。
ダイエットや疲労回復、血圧のコントロールを助けてくれる成分が豊富です。
えのきは白い物と茶色い物がありますが、茶色い方がよりシャキシャキで香りが強い傾向があります。
【選び方は??】
新鮮なえのきは白くてハリがあります。
袋の外からはわかりにくいですが、時間が経つと黄色っぽくなり、柔らかく、水っぽくなります。
カサが小さく開いていないもので、隙間なくギュッと詰まっている物が美味しいです。
【美味しく保存する方法は??】
水分が大敵なので、キッチンペーパーで包み、保存容器に入れ冷蔵庫の野菜室で保存します。
根元のおかくずがついている茶色い部分を「いしづき」と言いますが、
いしづきを切り落として、食べやすい大きさに割いて、ジッパー付きの袋で冷凍にすることもできます。
キノコ類は一度冷凍にすると旨味が出やすくなり、より美味しさを引き出すことができます。
【美味しい食べ方は??】
・エノキの取り扱いについて
まず、えのきの切り方ですが、「いしづき」のみ切り落とします。バラバラになってしまうまで根元を切り落とすのは切りすぎです。
えのきは火の通りが早いので、鍋物にする際には10秒ほどのしゃぶしゃぶでOK。
長く煮るよりシャキシャキで良い香りを楽しむことができます。
お勧めの食べ方は、数種類のキノコをサッと煮て冷やした煮物です。
電子レンジでも作る事が出来て、手軽ですし、冷やしても温かくても美味しいです。
焼きえのきは、えのきを食べやすい大きさに割いて、醤油・みりん・酒を混ぜ合わせたタレにくぐらせ、
小麦粉を振りかけて焼くだけ。
因みに、えのきの軸がほぐれにくい時は、
フォークを使ったり、包丁で細かく切れ目を入れるとほぐしやすくなります。
横山さん、次回もよろしくお願いします。