MORNING SPLASH
野菜の話【豆苗】
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに
「 豆苗 」についてお話を伺いました!
【 豆苗 】
豆苗は、エンドウ豆の若い葉と茎を食べる野菜で、スプラウトに分類されます。
エンドウ豆が何かピンと来ないかもしれませんが、エンドウ豆のスプラウトが「豆苗」、
花の後にできる若いさやごと食べるのが「さやえんどう(きぬさや)」さやと実をたべるのが「スナップエンドウ」、
豆だけ食べるのが「グリーンピース」、完熟豆を乾燥させて甘納豆などに使われる「エンドウ豆」と、
じつは馴染みが深い野菜です。
えんどう豆自体は、紀元前7000年ごろから栽培されていたようで(日本では縄文時代)
場所はエジプトやアフガニスタン辺りだと考えられていますが、豆苗が食用になったのは中国で、
日本に伝わったのは1970年代だそうです。
当時は高級な中華料理店でのみ取り扱われていたようで、一般的に広まったのは1990年代に水耕栽培が始まってからです。
工場で水耕栽培されるので、気候に左右されずに栽培できる事や、栄養価が高い、手軽に調理できるので人気がありますね。
根元を少し長めに残してカットすればもう一度成長して、収穫することができる事も話題になりましたね。
栄養面でもカロテン、ビタミンC、葉酸、ビタミンKの含有量が高いため、美肌効果や丈夫な骨づくり、
しなやかな血管を作る手助けにもなると考えられています。
【選び方は??】
植物工場で一定の環境で栽培されているので、品質は安定していると思いますが、、
葉の色が濃くて、色鮮やかな緑色をしている事。 新鮮で葉先までピンと元気がある事。
【美味しく保存する方法は??】
買ってきた状態のまま、根を下にして冷蔵庫の野菜室に置いてください。
根がついているので、乾燥しなければ2-3日保存できますが、
冷蔵庫の中でもかさばるので早めに使い切るのがお勧めです。
【美味しい食べ方は??】
茹でてお浸し、ごま油(+ホタテ缶)と一緒に中華風の和え物、
油で炒めるとカロテンの吸収が良くなり、ビタミンCも壊れにくいのでお勧め。
にんじんと炒める(+たらこ)、定番ですが、卵、きくらげ(しいたけ)と炒めると色合いもキレイで
栄養バランスも良いです。
寒くなってきたら、鍋物にも使うことができます。