MORNING SPLASH
【野菜の話】冬瓜
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに
「冬瓜」についてお話を伺いました!
【 冬瓜 】
冬瓜は、冬の瓜と書きますが、旬は夏です。
冬まで保存できるので冬の瓜と呼ばれるようになったそうです。
長期間保存できることから、「困難に勝つ」とか「勝利」という
花言葉になったそうですが、
俳句の世界では秋の季語という珍しい野菜です。
水分が多いので(96%水分)、
夏の水分補給にも最適ですし、
ビタミンCやカリウムを多く含み低カロリーです。
原産地はインドだと言われていますが、
平安時代には日本でも食べていたとされるほど長く利用されている野菜です。
生産量1位は沖縄県で、次に愛知県と続きます。
沖縄では、冬瓜をピーラーでリボン状にスライスして、
お豆腐やもずくと一緒に鍋物にすることもあるようです。
【 選び方のコツ 】
1個で買う場合は、皮に傷がなく、
ずっしりと重みがあり、
皮全体に粉を吹いているようになっている物が完熟のサインです。
粉をふいたようになっているのはブルームという現象ですが、
品種によってはブルームが付かない物もあるので、
その場合は、皮に傷がなく、
きれいな緑色をしている物を選びます。
カットされている物は、果肉が白くて瑞々しくて、
種が沢山詰まっていると良いですね。
【 美味しく保存するには? 】
丸ごと1個であれば、
風通しのよい暗い場所において保存することができますが、
カットしてあるものは、ワタと種を取り除き、
切り口をラップで包み、冷蔵庫の野菜室に入れます。
皮を剥いて使いやすい大きさにカットして冷凍保存も可能です。
【 おすすめレシピ 】
おすすめの調理方法は、
冬瓜は煮物やスープにすることが多いと思いますが、
マーボー冬瓜やそぼろ煮にしても美味しいですし、
カレーにしたり、ベーコンで炒めたり、生でも食べることができます。
薄くスライスした冬瓜をツナとマヨネーズで和えて、
塩・胡椒で味をととのえます。
ツナの代わりにカニカマやハムでも美味しいですし、
マヨネーズではなくお好みのドレッシングやポン酢でもいいですね。
横山さん、次回もよろしくお願いします。