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MORNING SPLASH

野菜の話【モロヘイヤ】



隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!

今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに

「モロヘイヤ 」についてお話を伺いました!



【モロヘイヤ】 


モロヘイヤは、王様の野菜と言われるほど栄養が豊富で、

ネバネバ野菜なので食欲のない時にも食べやすいことから、

夏にお勧めの野菜の一つです。


原産地はインドという説や、アフリカ説もあり、

ハッキリはわかっていませんが、

6月~9月の暑い時期に旬を迎える野菜で、

アラブの国々で食べられていたようです。


とても栄養価が高いので、

モロヘイヤのスープはクレオパトラも

お気に入りだったと言われることもありますが、

これは信ぴょう性が低いようです。


エジプトでモロヘイヤが食用とされているという記述が残っているのは1世紀の話で、

クレオパトラが生きていたのは紀元前1世紀です。


ただ、病気の王様がモロヘイヤのスープを飲んで

回復したと言われているのは10世紀ごろの話で、

いくつかの文献に出てくるようです。


モロヘイヤの花言葉は「体力回復」だそうで、その栄養価は

βカロテンが豊富です。にんじんの1.5倍弱程度も多く含まれています。


ビタミンCやビタミンB群、水溶性食物繊維、カルシウムも豊富で、

特にビタミンCの含有量はイチゴよりも多いので、

紫外線の強い時期にうれしいですね。


日本に紹介されたのは1980年代で

その頃はモロヘイヤ普及協会という組織があったようです。



【選び方は??】


選び方のコツは、

葉がピンとして瑞々しいこと。

茎は手で折れるくらいに細くて柔らかい物を選びます。 


茎が固いと育ちすぎの可能性があり、

硬い茎は茹でても柔らかくなりません。




【美味しく保存する方法は??】


美味しく保存するには

濡らしたキッチンペーパーで包み、

ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に立てて保存します。



【美味しい食べ方は??】


モロヘイヤは生でも食べられますが、

アクがある事や、粘り気が出にくいので、

天ぷらのように油で揚げるか、サッと茹でるのがお勧めです。


ネバネバを生かすには、

茹でてから細かく刻んでめんつゆなどで味付けしても美味しいですし、

納豆やオクラと混ぜたり、卵焼きやハンバーグに入れるのもお勧めです。


細かく刻まなくても、お浸しでも美味しいですし、

葉のみを軽く茹でて、スープやお味噌汁に入れても美味しいです。



横山さん、次回もよろしくお願いします。