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魅力発見!大垣【守屋多々志美術館 第104回企画展】

今日は、「守屋多々志美術館 第104回企画展 」について

守屋多々志美術館 上田 さん にお電話でお話を伺いました。


「守屋多々志画伯」について

大正元年に現在の大垣市船町に生まれた守屋画伯は、

同じ岐阜県出身の前田青邨のもとで伝統的な大和絵の画法や古典を学びつつ、

2年間のイタリア留学で直に触れた西洋美術の精神も取り入れました。

そして新しい日本画の境地を切り開き、独自の画面構成と解釈で日本や海外の歴史や物語を描くことで、

昭和から平成の日本画壇において、歴史画の第一人者として活躍しました。


「第104回企画展」について

今回の企画展は「海外への想い」というテーマです。

守屋画伯は、若い頃から海外で学ぶことへの憧れが強く「歴史画」を描くだけにとどまらず、

海外を題材にした作品やアジアと西洋との交流を描いた作品を多く残しています。

今回は、アジアや西洋との交流を描いた歴史画や、自分の画業を見つめ直すきっかけとなった

イタリア留学時の作品を中心に展示します。

展示室を入って正面に展示してある「ウイーンに六段の調べ」という作品を紹介します。

この作品は、今から130年以上前、明治時代中頃のウイーンが舞台になっています。

11代大垣藩主・戸田氏共の夫人、極子が、ウイーンに滞在中、

ブラームスの前で箏を演奏し、ブラームスが楽譜に書き込んだエピソードを描いています。

作品全体は紫色を主調に、黒や金がアクセントとなり、

華やかで落ち着いた空間に箏の調が流れています。

郷土ゆかりの人物をとりあげた円熟期の代表作ということで、当館でも人気の作品です。

左はしに琴を弾く極子夫人、右はしに椅子に深く腰掛け耳を傾けるブラームスを配置して、

中央を大きく開けたV字の構図が印象的な美しい作品です。


企画展は、7月6日・日曜日まで開催。

守屋多々志美術館は、JR大垣駅南口から南へ徒歩10分。

開館時間は午前9時から午後5時まで、入館受付は午後4時30分まで。

入館料は300円、18歳未満の方と大垣市内在住の65歳以上の方は無料。

毎週火曜日 休館。

企画展について、 詳しくは、守屋多々志美術館 電話番号 0584-81-0801 へお問い合わせください。

守屋多々志美術館ウェブサイト は こちら


◆『OGK State of Mind』について◆

「OGK State of Mind」という曲は大垣市のことを歌っている曲です。

大垣で生まれ育ったヒップホップアーティスト

「泰斗a.k.a裂固」さんが楽曲を書き下ろしてくれました。

「我が精神OGK(大垣)と共にあり。」という意味で、

大垣市内各所の魅力を歌詞にのせて、今までにない視点で紹介していて、

「大垣暮らし」の良さに気づくことができる曲なんです。

大垣市のウェブサイトでは、動画も見ることができるので、ぜひチェックしてください!