MORNING SPLASH
野菜の話【クレソン】
隔週でお届けしている、野菜・果物コーナー!
今回は、野菜ソムリエプロの横山さんに「クレソン」についてお話を伺いました!
■ クレソンとは
クレソンは水辺などに生えている、
ピリッとした爽やかな辛みが特徴的なアブラナ科の植物。
アブラナ科の植物は、キャベツや白菜、大根のような身近な野菜が多く、
ワサビや大根のように辛みがある事も特徴の一つ。
アブラナ科の野菜には、ブロッコリーのスプラウトやケールのように健康に良い物がありますが、
クレソンもその一つで非常に栄養価が高い野菜の一つですが、
クレソンはレストランでお肉に添えられているイメージ、添え物で影が薄いかもしれません。
特徴的な辛みはシニグリンという成分は、ワサビと同じ成分。
他にも抗酸化作用があるβカロテンや、
摂りすぎた塩分を調整するカリウム、食物繊維が豊富なので、
一度に沢山食べる食材ではありませんが、毎日少しづつ取り入れることで、
栄養の底上げができる野菜ですね。
■選び方
葉にはツヤがあり、濃いきれいな緑色で大きく丸い形をしている事。
茎は細すぎず、太すぎず。細いと養分を吸収できていない、貧弱な可能性があり、
太すぎると、食べごろを過ぎて固くなる傾向があり、
茎は真っすぐな方が新鮮です。
鮮度が落ちると茎が曲がる傾向にあるので、茎がまっすぐな方が良いですね。
■保存方法
・葉をメインに食べる野菜なので、長期間の保存は難しいかもしれませんが、
濡らしたキッチンペーパーに優しく包んで、保存容易に入れておくと良いですね。
■おすすめレシピ
生で頂く場合はサラダがお勧め!
サラダには苦味や辛みのある野菜を少し加えるとアクセントになって美味しいので、
レタスやきゅうりと一緒に合わせると美味しいですし、甘さ控えめな柑橘やしらすを添えても美味しいですね。
辛みが気になる場合には、15分ほど水に浸すと少し辛みが抜けますし、
茎より葉の方が味がマイルドなので、葉だけをサラダに使って、茎は加熱することもできますので、
お肉と一緒に炒めたり、スープに入れたり、細かく刻んでチャーハンにしてもいいですね。
他の調理法としては、茎と葉も一緒にサッと茹でてお浸しにもできるそうです。
カイワレ大根のようにお味噌汁に入れても美味しいですね。
■野菜ソムリエプロについて
野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、
日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。
資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の
3段階あり、全国で7万人近くの方が資格を取得されています。
野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、
野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、
野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、
野菜ソムリエと言っても活動は様々です。