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垂井町 「垂井曳(ひさ)やままつり」
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◼️「垂井曳(ひさ)やままつり」
660年以上も続く、垂井の伝統行事「垂井曳ひさやままつり」
5月2日(木)から4日(土)にかけて、
八重垣神社及び中山道垂井宿一帯で行われ、町内に祭り囃子と
勇ましい青年の「ヨイサー」の掛け声が響き渡ります。
祭りの始まりは、
1353年、後光巌天皇ごこうごんてんのうが垂井へ難を逃れた時、
そのつれづれを慰めようと村人達が花車3輌を作って、
引き回したことに由来。
現在では、絢爛豪華な曳ひさやまの舞台となっており、
中町の紫雲閣、東町の鳳凰山、西町の攀鱗閣の3輌は、
いずれも精巧な造りに漆塗り、蒔絵、名工による彫刻金具などを施した
華麗な物で大変見応えがあります。
曳やまの舞台では、1700年後半に始まったとされる子供歌舞伎が
小学生の芸児によって演じられます。
芸児たちは、2週間という短い期間で約1時間の芸を演じるための
猛稽古に打ち込み、まつり当日には、3日間で10数回も舞台に立ちます。
一番やまは、中町の紫雲閣(しうんかく)で「神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)
頓兵衛住家の場(どんべえすみかのば)」
二番やまは、東町の鳳凰山(ほうおうざん)、「梅の由兵衛(うめのよしべえ)
聚楽町の段(じゅらくまちのだん)」
三番やまは、西町の攀鱗閣(はんりんかく)で、「伊勢音頭恋寝刀(いえおんどこいのねたば)
湯屋あぶらや」です。
変わって、GW期間中の5月4日、5日は南宮山例大祭の開催があります。
ほかには5月6日までの間、相川鯉のぼり一斉遊泳も行われており、
伝統と文化の町、垂井町が大変賑やかになります。