MORNING SPLASH
魅力発見!大垣
今日は「守屋多々志美術館 第103回企画展」について、
守屋多々志美術館 上田さんにお話を伺いました。
■守屋多志画伯について
大正元年に現在の大垣市船町に生まれた守屋画伯は、
同じ岐阜県出身の前田青邨のもとで伝統的な大和絵の画法や古典を学びつつ、
2年間のイタリア留学で直に触れた西洋美術の精神も取り入れました。
そして新しい日本画の境地を切り開き、
独自の画面構成と解釈で日本や海外の歴史や物語を描くことで、
昭和から平成の日本画壇において、歴史画の第一人者として活躍しました。
■第103回企画展のテーマについて
今回の企画展は「心情と色」というテーマです。
守屋の描いた歴史画のなかでもテーマとなった人物の心情を色に投影した作品や
色が印象的な作品を中心に紹介いたします。
作品の色使いから守屋画伯が作中の人物の心情をどのようにとらえていたか、
また守屋画伯の作品への思いを感じ取れるような作品をお楽しみいただけます。
■展示の見どころ
実際に展示される作品を1点ご紹介させていただきます。
≪ある日の武蔵≫という作品で、江戸時代初期の剣客宮本武蔵の晩年の姿を描いたものと言われています。
画面全体に流木を配置し、武蔵はその前に座って、一心に刀で仏像を刻んでいます。
彼の背景には真っ青な海が広がっています。
背景の青色について、守屋画伯は
「己が剣に討たれた人々の冥福を祈り、一心に仏像を刻む。青海は心の海である。」
と述べています。
■開催期間
5月11日・日曜日まで開催しています。
守屋多々志美術館は、JR大垣駅南口から南へ徒歩10分の所にあります。
開館時間は午前9時から午後5時まで、入館受付は午後4時30分までです。
入館料は300円、18歳未満の方と大垣市内在住の65歳以上の方は無料です。
休館日は、毎週火曜日と4月30日、5月7日となっています。
なお、4月1日・29日、5月6日は、火曜日ですが開館します。
詳しくは、守屋多々志美術館 電話番号 0584-81-0801へお問い合わせください。
◆『OGK State of Mind』について◆
「OGK State of Mind」という曲は大垣市のことを歌っている曲です。
大垣で生まれ育ったヒップホップアーティスト
「泰斗a.k.a裂固」さんが楽曲を書き下ろしてくれました。
「我が精神OGK(大垣)と共にあり。」という意味で、
大垣市内各所の魅力を歌詞にのせて、今までにない視点で紹介していて、
「大垣暮らし」の良さに気づくことができる曲なんです。
大垣市のウェブサイトでは、動画も見ることができるので、ぜひチェックしてください!