MORNING SPLASH
国道さんぽ
岐阜県を走る「国道」を、おさんぽ感覚で、寄り道しながらのんびりと巡っていきます。
只今、国道156号をお散歩中。
前回は、「刃物屋三秀 関刃物ミュージアム」に立ち寄りました。
今日は、「小瀬鵜飼」と「うだつの上がる町並み」に立ち寄ります。
「小瀬鵜飼」は、5月11日から10月15日まで繰り広げられ、
漁法としての鵜飼の本来の姿を見ることができます。
漆黒の闇の中、篝火の灯りだけを頼りに漁をする鵜匠の手縄さばきは圧巻で、
3名の鵜匠が宮内庁式部織の鵜匠として、
代々守り続けてきた古式ゆかしい漁法で、訪れる人の目を楽しませてくれます。
「小瀬鵜飼」は、長良川鵜飼とともに、
平成27年に、「長良川の鵜飼魚の技術」として、
国の重要無形民俗文化財にも指定されています。
「うだつの上がる町並み」は、
江戸時代から続く、うだつの上がる家が並ぶ町並み。
国の伝統的建造物群の保存地区に選定されたうだつの町並みの「うだつ」とは、
屋根の両端を一段高くして、火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、
美濃市は、江戸時代の商人の町で、この「うだつ」が多く残っています。
町並みには、江戸時代から明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、
古いたたずまいを見せています。
その中でも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や、
市指定文化財の旧今井家住宅は、
庭や蔵などに、過ぎ去った時の繁栄を今もとどめています。