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MORNING SPLASH

【GLOCAL TOPICS】減災・防災:揺れを感じたら

今月11日で、東日本大震災からちょうど10年。
今月の毎週火曜日は改めて「減災・防災」に考えています。
「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」の監修を務めていただいている
岐阜大学の高木朗義先生にお話をお聞きしていきます。
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先月も東北の方で大きな地震があり、そのあとも揺れが続いたと
いうことですが、地震が来て、いったん収まったとき、何をするべきでしょうか。
先生によると、揺れが収まったときに大切なのは慌てて動かないということ
だということです。
特に夜,暗いところでは安易に動くと散乱した物やガラスで足の裏に怪我をする
可能性があるということ。
足の裏を怪我をすると、歩くのがとても大変になるので、これは絶対避けたいです。
また、もし火を使っていた場合、揺れている間に火を消す必要がありません。
まずは身を守ることが先です。火から離れ、できれば台所から出た方がいいです。
昔は、まずは火を消すことが先でしたが、今は都市ガスもプロパンガスも、
ガスメーター(マイコンメーター)に付いている安全装置のはたらきで、
震度5規模以上の大地震が来た場合、揺れを察知してガスを遮断する機能がついています。
それで揺れが収まった後にコンロのスイッチを切ってガスの栓を締めればいいそうです。

岐阜県は南海トラフ地震が起こる、と言われていますよね。
最悪のケースでは東日本大震災と同程度のマグニチュード9が発生し、
さらに最悪の条件では日本全体で32万人が亡くなり、
220兆円の被害額になるという計算結果もあります。
これに対して,できること,やらないといけないことは、一人一人が災害から命を
守ること、できるだけ被害が大きくならないように事前に備えることに尽きます。
みんなで地道に努力していきましょう。

高木先生には来週もご登場いただきます。
先生、来週もよろしくお願いします。


今日紹介した以外にも、減災・防災情報満載の「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」は、
岐阜県全域公立小学校新一年生の保護者の方へ入学時に配布されます。
来年度も新一年生に配布されますので、ぜひご家族でお読みください。
また、岐阜県および42市町村すべての庁舎、消防本部など防災慣例の関係各所、
その他防災関連のイベントなどでも配布されています。
ほしいという方は、お住まいの各市町村にお問合せください。