本日は、野菜ソムリエプロの横山さんに「いちご」についてお話を伺いました！

■野菜ソムリエプロについて

野菜と果物のスペシャリストと呼ばれていて、

日本野菜ソムリエ協会が認定している民間の資格です。

資格は、野菜ソムリエ・野菜ソムリエプロ・野菜ソムリエ上級プロ の

3段階あり、全国で７万人近くの方が資格を取得されています。

野菜との携わり方は様々で、野菜の種を作ったり、品種改良をする方、

野菜を育てる方、流通や小売りに携わる方、そして横山さんのように、

野菜の食べ方や体の中でどうなるかを伝えるというように、

野菜ソムリエと言っても活動は様々です。

■いちごについて

以前に比べて、いちごの品種がとても増えたと思いませんか？

ブランド化、ご当地化の傾向があり、品種がどんどん増えていますが、

とはいっても、イチゴの生産量は1980年代後半(バブルの頃)がピークで

減少傾向にあり、現在は最盛期の3/4くらいです。

農林水産省に品種登録されているいちごの品種は約300種類で、

世界中に何種類のいちごの品種があるかははっきりわかりませんが、

一説によると、世界の品種の半分が日本にあると言われています。

これから一番美味しい時期に入ります。

俳句の世界では、いちごは初夏の季語ですが、

1月～3月が美味しい時期と言われ、

ビニールハウスを使わない露地栽培の旬は4月～6月です。

現在はビニールハウスでの栽培が主流になっており、

ハウスの中は外よりも暖かいため旬の時期が早まりました。　

クリスマスケーキに間に合う時期を目指したことも旬が早まった理由の一つです。

■選び方について

ハリと艶があり、ヘタがピンッとしているものを選んでください。

品種によって、育て方によって甘みと酸味のバランスなどが変わってきますが

味がのっているイチゴは、ヘタが反り返っていたり、

ヘタの付いている首の部分が間延びしていることがあり、

先がとがっているよりは、先が四角く、少しいびつな形をしている事があります。

■保存方法について

洗わずに冷蔵庫の野菜室か、冷蔵庫の上段に保存してください。

できれば重ならないように1段の方が傷みにくいです。

一度に食べきれない場合は冷凍保存できます。

冷凍にすると生のイチゴのようには使えませんが、

ヨーグルトに乗せたり、ミルクと混ぜると美味しく頂けます。

■おすすめレシピ

日本のイチゴはとっても甘みが強くて美味しいため、そのまま召し上がってください。