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MORNING SPLASH

【GLOCAL TOPICS】減災・防災:「自宅で避難」という考え方

今月11日で、東日本大震災からちょうど10年を迎えました。
今月の毎週火曜日は改めて「減災・防災」に考えています。
今日も、「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」の監修を務めていただいている
岐阜大学の高木朗義先生にお話をお聞きしました。
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先生によれば、非常持ち出し袋よりも、避難所へ行かないで良い方法を考えることが
必要だそう。地震の場合の避難というのは、地震が起こった後に行うものです。
それは、地震で自宅が壊れるなどして、自宅で過ごせないから避難所で生活するということ。
ですので、自宅で過ごせる状態であれば、自宅で過ごした方がいいですよね。
そもそも、避難所には地域住民全員が入れません。
また、コロナ禍では、より少ない人数しか入れません。
さらに、避難所は決して良い環境とは言えません。
ですので、まずは自宅で過ごす方法を考えてみましょう。
もし自宅の中にいるのが不安であれば、庭があれば庭にテントを立てて、
そこで過ごせるようにするとか、国や自治体はあまりお勧めしていませんが、
実際には車中避難も選択肢の一つだと思います。
実際に、熊本地震では車避難の方が少なくありませんでした。
エコノミー症候群などに注意して、適宜体を動かしたり、
体操したりする必要はありますが、プライバシーは守れます。

備蓄品はそのために、何が必要かを考えて揃えていく必要があります。
カセットコンロや懐中電灯など。簡易トイレも大事ですよね。
実践できるように、24時間おうちで防災キャンプを試してみませんか?

高木先生には来週もご登場いただきます。
先生、来週もよろしくお願いします。

今日紹介した以外にも、減災・防災情報満載の「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」は、
岐阜県全域公立小学校新一年生の保護者の方へ入学時に配布されます。
来年度も新一年生に配布されますので、ぜひご家族でお読みください。
また、岐阜県および42市町村すべての庁舎、消防本部など防災慣例の関係各所、
その他防災関連のイベントなどでも配布されています。
ほしいという方は、お住まいの各市町村にお問合せください。