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MORNING SPLASH

【GLOCAL TOPICS】減災・防災:ハザードマップ

今月11日で、東日本大震災からちょうど10年。
今月の毎週火曜日は改めて「減災・防災」に考えていきたいと思います。
「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」の監修を務めていただいている
岐阜大学の高木朗義先生にお話をお聞きしていきます。
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東日本大震災に対しては、想定外という言葉が良く使われたと高木先生。
例えば,岩手県釜石市において、当時公開されていた津波ハザードマップの
浸水区域内に住んでいた方の多くは避難して助かっていますが、
そのすぐ外側に住んでいた方の多くが津波で亡くなっています。

あの震災から新たにわかったことや、進んだ防災などもたくさんあります。
高木先生に寄れば、想定外を無くそうということが行われているとのこと。
それまでは,100年に1回くらい発生する規模の災害に対するハザードが
作成されていましたが、今では想定される最大規模の災害に対する
ハザードマップが作成されるようになりました。
前者をL1とかレベルワンと言い,後者をL2とかレベルツーと言います。

これは,津波のハザードマップだけでなく,洪水のハザードマップでも同じです。
岐阜県では,中小河川まで含めて,L2の洪水ハザードマップが作成されています。
ですので,L2に対して避難を考える必要があります。


高木先生には来週もご登場いただきます。
先生、来週もよろしくお願いします。


今日紹介した以外にも、減災・防災情報満載の「FM GIFU ぎふ防災ハンドブック」は、
岐阜県全域公立小学校新一年生の保護者の方へ入学時に配布されます。
来年度も新一年生に配布されますので、ぜひご家族でお読みください。
また、岐阜県および42市町村すべての庁舎、消防本部など防災慣例の関係各所、
その他防災関連のイベントなどでも配布されています。
ほしいという方は、お住まいの各市町村にお問合せください。