第10回エフエム岐阜番組審議会
第10回エフエム岐阜番組審議会(議長・矢橋委員長)が、2月17日(火)ソフトピアセンタービル会議室で開かれた。
会社から、「当初、全国のラジオ会社は高品位の音楽や交通情報、災害放送、楽曲のダウンロード、電子掲示板などデジタルならではのコンテンツを流すⅤ-Lowマルチメディア放送を目指していたが、AM会社はFM波による補完放送に方向転換をし、愛媛、富山で放送を始めた。東海地域では東海ラジオ、CBCが来年度に開局する予定だ。したがって、Ⅴ-Lowマルチメディア放送はJFN系列のFM会社を中心に立ち上げる形になり全体のコストにかかる負担増や受信機の普及など見通しが厳しくなってきた。多少、計画が延びるかもしれないが、行程通り進めていけるよう連携を深めていきたい。」との報告がなされた。
今回の番組審議は、
番組名 | 成人の日特別番組「神戸に生まれて、20歳の誓い」 Kiss FM KOBE / TOKYO FM 共同制作 |
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放送日時 | 1月12日(月)午後7時~7時55分 |
ナビゲーター | 平松愛理(神戸出身のシンガーソングライター) |
趣旨 | 阪神淡路大震災から20年。復興と共に成長してきた神戸の若者たちが成人式を迎える。彼らの目に、いま神戸の街と東北の被災地は、どう映るのか。新成人となった一人の青年成長を通して「神戸の震災復興」と「その先の未来」を見つめる番組。 |
矢橋 修太郎 | 委員長 | 出席 |
土屋 照雄 | 副委員長 | 出席 |
広瀬 幹雄 | 委員 | 欠席 |
地守 素子 | 委員 | 出席 |
車戸 美智子 | 委員 | 出席 |
杉山 道雄 | 委員 | 出席 |
陸田 いずみ | 委員 | 出席 |
委員会では、各委員から、次のような要望と意見が出されました。
- 阪神淡路大震災の年に生まれた新成人と、東日本大震災の被災者である新成人が、同じ20年という時間を生きてきて語り合うという設定が興味深かった。
- 「生きていることの意味、人のためになりたい、人の喜ぶ顔が好きだ。」という二人の言葉から、誰かのために生きていきたいという思いが伝わってきた。人生の目的がしっかりしていて社会性が表れていて気持ちの良い番組だ。
- 「三面鏡が赤ちゃんの数センチ横のところに倒れて来た。」とお母さんの生々しいエピソードは、生死を分ける一瞬というか、生命の不思議さと重みを感じた。
- 「人のためになれば良い、誰かの幸せのために尽くせれば良い、人間として成長できるチャンス」と、被災した地域に生まれ育ってきた20歳の青年たちのコメントに心を打たれた。
- 20年前の大震災の悲痛な思いを今自分の事として思い起こすことはできないけれど、その時に自分はどうだったか、同じ時期に子供を産み育てて来て、自分の歴史に重ね合わせて聴けるというのが、ドキュメントの番組の良さだ。