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GIFUコレ!情報局42

土岐市 美濃焼の歴史を探ろう

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■土岐市 土岐市美濃陶磁歴史館■

土岐市は、1300年を超えるやきものの歴史があり、

「土岐市美濃陶磁歴史館」では、美濃焼の歴史を、

発掘調査の出土品を中心に紹介しています。


今回は、「お茶と美濃焼」というテーマで、

1年で一番大きな展示である特別展を開催しています。

安土桃山時代から江戸時代にかけて、

京都や大阪で「茶の湯」が流行します。

今回の展示では、「茶の湯」の歴史を追いながら、

そこで使われた陶器の茶道具を紹介しています。

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鎌倉時代に、中国へ留学した僧侶、

お坊さんによって、「抹茶」が日本へ

入ってきました。


当時の「抹茶」は、蒸したお茶の葉を、

丸めて乾燥させたものでした。

飲むときは、削って粉にして、

お湯で溶いて飲みます。

お寺では、眠気覚ましの効能がある「くすり」として

飲まれたそうです。

最初の頃は、中国の陶器が使われていました。


そこで展示は、まずこの中国の陶器から始まります。

日本では、中国製品をマネした茶道具の生産が始まり、

やがて、日本独自のものが生産されます。

安土桃山時代になると、「茶の湯」の流行に乗って、

土岐市では大量に茶道具が生産されます。

この時代は、華やかな時代だったこともあり、

土岐市で作られた陶器は、色鮮やかであり、

形も流行を取り入れた、遊び心のある様々な

形のものが作られました。

しばらくすると、土岐市では茶道具に代わり、

生活用品を生産するようになります。

こうして、陶磁器生産量日本一の美濃焼の歴史が

続いてきたんです。

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土岐市美濃陶磁歴史館の特別展「お茶と美濃焼」は、

11月26日まで開催しています。

入館料は200円です。

国際陶磁器フェスティバルの共通入場券でも、

ご入館いただけますので、多治見の

モザイクタイルミュージアムもいいです。


・アクセス方法

電車では、JR中央線「土岐市駅」で下車していただき、

徒歩10分です。

お車では、中央自動車道「土岐インター」から約10分、

東海環状自動車道「土岐南多治見インター」からも約10分です。

詳しくは、土岐市HPを、ご覧ください。