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MORNING SPLASH

天生県立自然公園

今週は「GREEN WEEK」!

新緑の季節、自然の中で楽しめるスポットを紹介します。

この時間は、岐阜県の北端に位置する

北飛騨エリアにある「天生(あもう)県立自然公園」をピックアップ。

どんな場所なのか、飛騨市・白川郷自然案内人協会・吉眞(よしざね)さんに

電話でお話を伺いました。


自然豊かな山や森が広がる北飛騨のエリアですが、

その中でも、「天生(あもう)県立自然公園」は、どのような場所になっていますか?

・岐阜県の北端、世界文化遺産の白川郷合掌集落と飛騨市河合町を繋ぐ天生峠。

 峠を含む広大なエリアが、天生県立自然公園に指定されています。

・日本でもこれだけ広い面積のブナの原生林が残っている場所は数少ないです。

・天生峠を起点として、散策道が整備されています。

・希少な植物が高層湿原や、

 ブナやカツラの大木を巡ったり、大自然を楽しむことができます。

・岐阜県が全国に誇る「岐阜の宝もの」に認定されました。


これからの時期は、どんな景色が楽しめますか?

今はまだ雪がおおくのこっているので、

ミズバショウの花と残雪のコントラストが見頃。

これからは新緑の時期。ミズバショウの花、原生林には、

ニリンソウやサンカヨウのお花畑。

5月まででしたら残雪も見られるかも。


散策コースはどのようになっていますか?

ウォーキングのポイントやオススメのコースなどを教えて下さい。

コースは大きく分けて3つ ※参考タイムはガイド付きの場合

 ① 天生高層湿原とブナやカツラなどの原生林を歩く(3時間~4時間半)

 ② ①のコースを巡り抜け、標高が上がり木平湿原まで(約5時間)

   ダケカンバの巨木に出会える

 ③ ①のコースを通り抜け、

   森(歩道)の一番奥にある籾糠山へ登る(6時間~6時間半)

どのコースも天生高層湿原とブナやカツラの原生林の中を気持ちよく歩けて、

心身ともにリフレッシュされます!


初心者だとちゃんと歩けるかちょっと不安なんですが、比較的参加しやすい

ツアーのようなものはありますか?

バスツアー「事前案内人と行く!天生の森tour~太古の森と花に出会う~」

高山濃飛バスセンター集合・解散

6月と10月。土、日、祝

自然案内人によるガイド付。

飛騨の森弁 付き。


他には?

登山口がある天生峠駐車場まで

自家用車などでお越しいただけるのでしたら・・・

②天生県立自然公園協議会の主催イベント。

6月、7月、9月にそれぞれ2日間開催 

〇6月は「めったに出会えない花を見つけるツアー」    

〇7月は「環境保全ボランティアツアー」    

〇9月は「籾糠山ハイキング」     

国道360号天生峠駐車場集合・解散。     

自然案内人によるガイド   


①日時やご希望もご相談に応じます。

飛騨市・白川郷自然案内人協会へ直接お問い合わせください。

(電話0057―65-2211) 


明日開通するということですが、何か特別なイベント等は行われますか?

山開き祭を開催。

午後1時30分~  

天生峠駐車場にて    

神主さんにお越しいただき、今シーズンの山の安全をお祈りします。


それでは、天生県立自然公園までのアクセスを教えて下さい。

岐阜、名古屋方面からは東海北陸道をご利用になられると便利です。 

飛騨清見ICから高山・古川方面経由でお越し下さい。   

※白川郷からの道路は、工事の為しばらくの期間通行止めとなります。


まだ雪が残っているので、長靴などで向かうのがよいそうです!

山を登る方は、すべりやすいので

スパイクなどで登山することがオススメです!


天生(あもう)県立自然公園」について、

詳しくは「北飛騨の森を歩こう」ウェブサイトをチェックしてお出かけください。