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GIFUコレ!情報局42

揖斐川町 山間の町に残る美しい龍神伝説

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■揖斐川町 夜叉が池伝説道中まつり

夜叉が池伝説

昔美濃の国神戸地域が大干ばつに襲われ、

途方に暮れていたこの地域の長者であった安八太夫が、

ある日かわききった田んぼで一匹の小さな蛇に出合い、

その蛇にむかって「お前が雨を降らせてくれたら、どんな願いもかなえよう」と

つぶやき家に帰りました。すると長者が家に帰るやいなや、大雨が降り、

人々も太夫も大喜びしました。

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しかし、雨の翌日、その蛇は山伏姿になって現れ、

太夫に「私は揖斐川上流に住む龍神です。

そなたの願い確かに聞き届けた。約束通りわたしの願いとして、

おまえの娘を我が妻として差し出してもらう。」と、言いました。

それを聞き、太夫の三人の娘の中の一人、夜叉姫が、人々を救ってくれたお礼にと、

自ら申し出て、龍神の妻になり、自らも龍に化身して、

揖斐川上流の池に棲むことになりました。夜叉姫を不びんに思った太夫は、

その後たびたび池を訪れ、哀れな娘の姿をしのびました。

やがてその池は「夜叉ヶ池」と呼ばれるようになった、というお話です。

それで、その伝説を多くの人に知ってもらい、語り継いでいって欲しい。

そんな願いを込めて、平成元年から、「夜叉ヶ池伝説道中まつり」が始まりました。

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「夜叉が池伝説道中まつり」

夜叉ヶ池伝説になぞらえ、全長21mの巨大な龍を、男性14人で担ぎ、

神戸町から、揖斐川町坂内地内まで、夜叉姫が通ったとされるゆかりの地を巡り、

龍神の舞を奉納して昇っていきます。

最後に「遊ランド坂内」の特設会場のステージにおいて、

創作音楽劇「夜叉姫物語」の上演があり、

龍神の華麗な舞のあと、夜叉姫役の女性に龍が巻き付いてクライマックスを迎えます。


「遊ランド坂内」の特設会場では、午後3時から地元で採れた野菜の販売、バザー、

木工体験などが行われます。

特設ステージでは、午後3時50分からビンゴ大会、勝ち抜きジャンケン大会に続き、

歌謡ショーや和太鼓演奏、創作音楽劇「夜叉池物語」の上演があります。


・会場までのアクセス方法       

東海環状自動車道の大垣西ICより、国道21号、国道417号、国道303号を通り約60分。

岐阜市からは国道303号を通り、約60分。

詳しくは、揖斐川町HPを、ご覧ください。